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BLESS LAST STORY 最終話「決戦」ハイロン編

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「最終決戦」ハイロン編

エラコンの近郊、ハビヒッツ将校宿舎でヴィクトルが待っていた。
アナタバリンが持ってきた過負荷誘導装置を確認したヴィクトルは、ヒエラコンへの進撃を
決意する。
だが、その前に解決しなければならない障害がある。ヒエラコン城壁上の防御施設だ。
ヒエラコンへの進入口は正門前の橋しかない。防御施設が砲撃で橋を落としてしまったら、
戦う前に勝敗は決してしまうだろう。
対策を考えていると、あきれながらレオニが姿を現した。動揺するマティアス。



▲皇太子陣営の集結地に姿を見せたレオニ

オニはハビヒッツ皇家が扱うワイバーンを所持しているという。グランデッツァの長として
皇帝の命令を遂行する時に使っていたものだ。
皇家のものであるワイバーンを使えば、防御施設から攻撃を受けずに城壁の上まで行ける。あとは防御施設を破壊するだけだ。
そんなことをできる度胸のある人物が皇太子の仲間にいるのならばね、とレオニは揶揄した。
ヴィクトルはレオニの真意をはかるが、本気である事に間違いはないようだ。
レオニは自分なら使いどころが分かるからと、過負荷誘導装置を受け取った。
防御施設の破壊はアナタバリン以外にできる者はいないと、ヴィクトルは望みを託す。アナタバリンはヴィクトルの頼みを聞いてワイバーンに乗り、ヒエラコンの城壁上へと降り立った。
防御施設を守る兵士が抵抗したがアナタバリンはその全てを退け、防御施設の破壊に成功する。


  
▲ワイバーンでヒエラコンの城壁へ ▲城壁で大砲の守護兵と戦うアナタバリン


エラコン市内への突入には成功した。しかし城内への進入はできず、足を止められてしまう。
ヒエラコン市内、そして城への道に悪魔が満ち溢れていたのだ。グイド、そして皇帝の仕業に違いない。
ヴィクトルはヒエラコン市内で悪魔と戦っている各種族の精鋭を集め、城内への道を切り開くことを決断した。
市内には悪魔だけでなく、これまでに倒したはずの皇帝の配下や、皇帝に忠誠を誓う強力な騎士が皇太子軍の妨害をしていたが、それらを倒し、各種族の代表者が集結した。
マスクのゴールデンキー商会社長ムカカ、ループスの族長チヌワ・カムロゥ、シルヴァンエルフのグランドガード タナーラ・エリアンテス、フェダインの大賢者デフライム・ハリエル。
さらに、フェダインの"沈黙の戦士"メルキアラハブ、マルタの伯爵グンター、カルタ大学の学長ラウレンス、フローリンの"羊飼いの王子"ルイス、ボルベック領の領主ラディスラ
これまでの冒険でアナタバリンが出会い、縁を結んだ多くの仲間がヒエラコン城へ続く階段へと
突入し、城内への道を切り開くことに成功する。
ヴィクトルは"最後の頼み"としてマティアスと共に皇帝を倒してくれ、とアナタバリンに言う。
アナタバリンは喜んで、と応え、マティアスと共に城内への進撃を始めた。



▲騎士と戦うムカカ    ▲斧を振るうチヌワ    ▲タナーラとラディスラ  ▲魔法で戦うデフライム

座へと続く門の前でレオニが待っていた。アナタバリン達と共に皇帝と戦うつもりらしい。
共に戦うのは初めてだし、武器を交えたのが昨日の事のようだ、とマティアスが感慨深げに言った。同じ陣営となってから十分に語り合えていないのが心惜しいようだ。
レオニはマティアスに後で話をしようと約束し、手遅れになる前に皇帝とグイドを倒そうと言う。
マティアスは豪快に笑い、そうだ、まずはこの長い戦争を終わらせようと言った。
城内には"傲慢なアズノート"という名の強大な悪魔と、皇帝近衛騎士隊長エバハード・バルカンが待ち受けていたが、一行は彼らを倒し、いよいよ皇帝との戦いに挑む。
戦いはアナタバリン達が優位に進め、皇帝を追い詰める。



▲レオニとマティアス   ▲傲慢なアズノートと戦う ▲エバハード・バルカン  ▲皇帝ハルトマンとの戦い


イドの真の狙いはこの時にあった。皇帝ハルトマンは生贄となり、古代神バラカの化身となってしまった。
過負荷誘導装置の効果で中途半端な復活となったもののバラカの化身の力は凄まじく、マティアスとレオニは戦う力を奪われてしまう。それでもアナタバリンは戦い続け、ついに古代神すらも打倒する。
しかし、その戦いのさなか…



▲古代神バラカの化身に立ち向かうアナタバリン


太子ヴィクトルは正統な帝位を取り戻し、皇帝ヴィクトルとなった。
全てがあるべき姿に戻り、大陸の災いは失せて帝国は再び一つになった。
レオニは功臣として、貴族の待遇を受けることになった。
そしてレオニを守ってその命を落としたマティアス。
ヴィクトルは一度だけ、彼の事をマティアス兄さんと呼んだ。
そして、彼がこの光景を見られれば本当に良かったのに、と続けた。
十数年を共にしたマティアスを失い、当分は寂しくなると言うヴィクトル。
彼はその間、自分の隣で力になってほしいと友 ── アナタバリンに頼むのだった。



▲皇帝となったヴィクトル・ハビヒッツ




「BLESS LAST STORY」完


BLESS LAST STORY
これまでのあらすじ
1話 新たなる陰謀の予兆 ハイロン編 1話 新たなる陰謀の予兆 ユニオン編
2話 燃える砂漠の古代神 ハイロン編 2話 燃える砂漠の古代神 ユニオン編
3話 マッドサイエンティスト追跡 ハイロン編 3話 マッドサイエンティスト追跡 ユニオン編
最終話「決戦」ハイロン編 最終話「決戦」ユニオン編
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